【京都府長岡京市】地元で頼られる院長がセブン商店会で応急処置講座　加盟店の専門知識を学ぶ「七光塾」が人気です！　

　長岡京市のセブン商店会では、定期的に各加盟店の専門知識を学ぶ「七光塾」が開催されています。2022年9月4日（日）に開催されたのは、商店会に加盟している「いちまる整形外科クリニック」の市丸宏三院長による、応急処置講座でした。実はこの講座が開かれた背景には、ある出来事がありました。

　2021年の夏の事、当時の林商店会長の店舗に、「セブン商店街の公園の前で、人が倒れてます。AEDありませんか？　」と人が飛び込んできました。林会長は急いでAEDのある場所へ向かう途中、いちまる整形外科クリニックへも声をかけました。

　市丸院長は診療を待っている患者さんたちの協力も得て、すぐに外に飛び出して倒れている人の下へと駈け付け、応急処置にあたり、その方を無事救急車へと引き渡すことができたのでした。セブン商店会の三井奈美現会長によると、「これをきっかけに、商店街内で普段からもしものときの対応、安全意識を高めていこう」との気風が高まったと言います。

　講座で市丸院長は、「人を助けるにはまず自分の安全確保をすること」「迷ったらとにかく救急車を呼ぶ。」「止血の際は血を触らない。」「心臓マッサージは救急車が来るまで続ける。」「怪我をしたときは消毒液は使わず、水道水で洗う。」など具体的に解説されました。この日は、親子連れも多く、子供達も興味津々で参加していました。

　講座の後には、実際に道端で人が倒れている想定で、順を追って行動確認をし、AEDを使っての心臓マッサージの練習をおこないました。「こんなに体力がいるとは驚きや。ようけ応援呼ばんとなあ」などの声が出ていました。三井会長は、「加盟店と地域のみなさんの連携で、安心安全のセブン通りを目指していきたいです。」と語っています。