【長岡京市】学校給食に手作りの「水無月」が登場。6月30日に古代から伝わる季節を感じる給食がおいしい!

京都が発祥の和菓子「水無月」が給食に出ると聞いて、2025年6月30日に長岡京市立長岡第九小学校へ行ってきました。給食は7時30分ごろから準備を始め、給食の時間に間に合うように作られています。地元の行事や季節を大事にした給食を提供していて、5月は草餅が登場しました。水無月長岡京市教育委員会教育部学校教育課学校教育係総栄養士長の林恭子さんに案内していただきます。長岡京市立長岡第九小学校の給食室は2024年2月に建て替え工事をされ、生徒が食に関する勉強がしやすいよう外から給食室を見学できる設計がされているそうです。水無月長岡京市、向日市、大山崎町では栄養教諭が小中学校ごとにおり、同じメニューを提供しています。全校に栄養教諭の先生が配置されているのは珍しく、食に関して授業や給食の時間を通じて食べることの大切さを伝えているそうです。「水無月」づくりを見学させていただきました。学校給食では衛生の面から、一つひとつ甘納豆と生地をカップに入れ蒸すそうで丁寧に調理されているのがよくわかります。水無月6月30日のメニューは豚丼、こまツナ炒め、水無月、牛乳で給食の時間になると近くまでワゴンで運ばれます。ご飯を各クラスごとに炊飯器で炊き、炊き立てを提供しているというのにも驚きました。長岡第九小学校は毎日620食分をつくっていてます。給食をのせるお皿は、長岡京市の木でもあるもみじが、お皿のうしろには市のマークも描かれていますよ。水無月教室では盛り付けられた給食を一人ひとり受け取っていました。「いつも最高においしいです」という6年3組の教室ではいつも気持ちがいいぐらいご飯粒も残さずピカピカに完食してくれるそうで、栄養教諭の先生も喜んでいました。「自分の食べる量を知る」ということから配り終えた後に、もう少し食べられる生徒はおかわりの列に並びます。残食をしないという担任の先生の思いも子どもたちには伝わっていました。水無月日本では、旧暦6月を「水の無い月」と書いて「水無月」といい、半年に一度心身の不浄を清める「夏越の祓」と「年越の祓」があります。小豆の赤色には邪気払いの意味が込められており、京都の夏越の祓に欠かせない季節の銘菓を食べる風習が給食を通じて子どもたちに伝わります。給食委員の「水無月」の詳しい今日の給食のお昼の放送も楽しみの一つです。水無月栄養バランスが取れた献立で、丁寧に作られた給食を笑顔でおいしそうに食べていました。しっかりとデザートに残した水無月は「もっちりしていておいしい」」や「甘くて小豆がおいしい」など教えてくれました。苦手な子もいましたが、みんなで同じものを食べることができる幸せ、つくってくれた調理員さんへの感謝を込めてはぱくぱくと食べていました。水無月京都ならではのおいしい手作り「水無月」で笑顔になる学校給食が微笑ましいですね。万博にちなんだメニューとしてムサカやチーズダッカルビが出るなど食に力を入れています。子どもの成長に深く関わりながら、食の大切さ、地域の料理のおいしさを伝えている給食は日々子どもたちの体をつくっているのですね。撮影、取材にご協力いただきありがとうございました。

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