【長岡京市】西乙訓高等学校とUAEの生徒が国際交流を通じて培う交流で、互いを知る努力。
自然豊かで竹林の景色が近く、京都府で一番国際交流をしている学校として知られる京都府立西乙訓高等学校へ海外から生徒さんが来られるとのことで、2025年6月26日に行ってきました。企画したのは、中東からの訪日旅行手配を手掛けるツナガル株式会社(本社大阪)です。 ユネスコスクール認定校として、今までアメリカ、韓国、シンガポール、オーストラリア、イギリスなどから留学生が訪れており、知ること、共に生きることなどを経験をしながら学んでいる学校です。UAE(アラブ首長国連邦)のAL NAHDA NATIONAL SCHOOLS(アル ナフダ ナショナル スクール)より20名の生徒さんが来校されました。
中東地域からの訪問は初めてということで、とても楽しみにしていたそうです。歓迎セレモニーでは校長の三木孝史先生が創立42年の歴史が一緒という共通点もあり「記憶に残る一日を送ってほしい」と挨拶をされました。ギフトを交換したり全体写真を撮ったりと、UAEの生徒と交流を楽しみにしていた生徒に笑みが増えます。
教室では班に分かれて1年生の授業を見学します。事前にどんな交流をしたいか聞いてみると、日本でアート系の体験をしたいとのことで、美術、工芸、音楽の授業を見学することになりました。美術では何の絵を描いているのかと聞き、特徴的な絵について質問していました。日本語を勉強しているという生徒さんは日本語でこの言葉は何と言うのかと聞いていたり熱心に会話を楽しんでいる様子です。UAEの生徒もいつも描いている絵を見せてみたりと少しずつ距離を近づけていきます。
工芸の授業では、手作りの木の時計を作成していました。「ヘイ!」と髪型が一緒だねと気軽に話しかけると、どんなことに興味があるのと話が広がり、楽しそうに交流をしています。
音楽の授業では「故郷」「京都府立西乙高等学校の校歌」などを先生が丁寧に教えながら歌い、リズムに合わせて合唱をしていました。
即興でアラブ首長国連邦の国歌をみんなで歌うサプライズもありました。歌唱力の高い先生のもと、なかなか生で聴く機会がない国歌を聞け生徒たちは嬉しそうです。
13歳から18歳の生徒たちを迎えての文化交流は、お互いの文化を知ろうと少しずつ努力し、会話を楽しみながら経験を増やそうと積極的な時間を過ごしたようです。精神文化を実際に学ばせたいと思う海外の国は増えているそうで、生徒たちもこれからの勉強にも役立つ経験だったのではないでしょうか。「楽しかった」という声もたくさんありましたのでこれからの学びも楽しみです。撮影、取材にご協力いただきありがとうございます。
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