【長岡京市】防災研修会で「助け合える準備はできていますか」と問われたら、深く考えるきっかけとなりました。

2025年2月15日に、長岡第六小学校区の地域コミュニティ協議会をまとめている幹事会の方に向けての「防災研修会」が開催されました。

防災研修会長岡第六小学校区は風水害が少ない地域でもあります。災害リスクが書かれたハザードマップは赤くないため、長岡京市の中でも防災や災害の意識が低い傾向にあるそうです。2023年度に地域コミュニティが発足してからは防災も含めて地域で協力して助け合える関係性をつくろうと日々努力している地域でもあります。

防災研修会

長岡京市社会福祉協議会災害ボランティアコーディネーターの吉岡祐一さんによる「能登半島地震被災地支援の体験~自助と共助の重要性」と題した講演をお聞きしました。吉岡さんは2024年4月と6月に能登半島地震で石川県七尾市に災害ボランティアに1週間ずつ行かれ、そのご経験から、現地で体感し必要だと思うことやこれからの課題を教えてくださいました。地域や場所によって住民の「助け合う力」が違うそうですが、七尾市はとても地域の協力の力が強いと感じたそうです。

防災研修会

周りの人の気遣いから助けが必要なときでも「私はいいから他を助けてあげて」と言ってしまったり、顔見知りだったら言えて助けられることでも、知らない人には助けを求めるのが気がひけるなどあったそうです。普段から関わりがあるからできること、自治会、地域のつながりがなぜ必要かというのを考える時間でした。「助け上手、助けられ上手になる!」というのが印象深かったです。

防災研修会

長岡京市総合生活支援センターのきずなコーディネーターの石井さんにクロスロードという防災ゲームを説明していただきました。グループにわかれてあなたならどうするという質問に、「Yes」「No」を5秒で考え、そのカードにした理由を順番に発表していきます。買い物に行けないときどうしますか?の質問で「近所の人と仲良くしたいので、きっかけづくりで頼みます。」という意見には、なるほどなとそれぞれいろんな考えがあるなと知ることができました。

防災研修会

提供:長岡第六小学校区地域コミュニティ様

先日開催された「ながろくまつり」では地域コミュニティとして防災倉庫にある大きな鍋で豚汁を約300人分をつくり提供しました。「おいしかった」などコミュニケーションが生まれたようです。今回の防災研修会では、六小地区の「助け合う力」を高めていくため、今後はどういう働きかけをしていったらいいだろうかなど課題が見えたようでした。つながりの深さはそれぞれありますが、少しずつ努力をし「助け合える関係」をつくれる地域でありたいものです。撮影の許可をとっています。取材にご協力いただきましてありがとうございました。

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