【京都府長岡京市】「勝龍寺ほてい市」に行ってきました。子どもたちが集い、大人はみんな親戚のおばちゃん、おじちゃんみたい!
2022年7月3日、長岡京市にある恵解山勝龍寺で、布袋さんに因んだ「勝龍寺ほてい市」を訪ねました。令和3年4月から毎月第一日曜日(1月と8月はお休み)に開催されているマルシェで、長岡京市の手作り作家さんや雑貨屋さん、パン屋さんなどが集い、キッチンカーも乗り入れて、ワークショップやミニライブなども開催されます。この日は、シンガーソングライターの持田浩嗣さんの歌声も境内に響き渡りました。
新西国街道沿い、犬川のほとりの人気のパン屋さん「パン処 大和」からは、自然農法の野菜や素材にこだわったパンが出店されていました。隣では、ミツバチの巣から作られるみつろうと、コットン100%の布地から作る、洗って繰り返し使えるみつろうラップが販売されていました。べんがら染め体験やキムンカリーや自家焙煎珈琲など盛りだくさんでした。
集会所の2Fでは、竹編みの指輪などの竹に触れるワークショップやベビーマッサージ、ヘッドスパなどのワークショップが多々行われていました。素敵な歌声を響かせていたのはJoyful.Joyfulでした。メンバーの一人、主催したneoseedの一員でもあるクリスチャンのChie Yonemitsuさんは、「勝龍寺は、細川ガラシャゆかりの寺でもあって、仏教なんだけれどもキリスト教の信仰が共鳴し響きあっています。」と言います。
neoseedでは、「寺子屋いのちのたね」として、子育て世代から孤立した介護世代まで集まって、みんなでサポートしあう村のようなコミュニティーを作ろうという活動をしてます。代表としてこの「勝龍寺ほてい市」を主催してきたのは、勝龍寺の國定晃淳副住職の奥様でKAMIKOさんです。勝龍寺では、細川ガラシャなどが美しい切り絵で描かれた「切り絵御朱印」が人気です。お話をお聞きしました。
勝龍寺の本山は、兵庫県宝塚市にある清荒神清澄寺です。眷属堂には三宝荒神王の眷属(従者)となる布袋尊がたてまつられています。この清荒神参道で切り絵のアトリエ兼ショップを営んでいたKAMICOさんは、ここで現在の夫である副住職と出会いました。4年前に布袋尊を扱う清荒神参道の一軒が店を閉めることになり、布袋尊数体が勝龍寺に寄進されました。ちょうどその頃、KAMICOさんや副住職の妹さんが赤ちゃんを授かったことで大きな縁を感じ、布袋尊にちなみマルシェを企画することに。
布袋市に集まる人たちは、みんな親戚のおばちゃん、おじさんみたいです。2022年11月には、3年ぶりのガラシャ祭も開催が決定しました。実は、KAMIKOさんは、2017年ガラシャ祭の細川ガラシャさんです。ガラシャの享年は37歳、KAMIKOさんは今年37歳になりました。ガラシャの生きられなかった未来を、令和のガラシャがこの地域でどう切り開いていくのか楽しく見守りたいですね!
2022年7月8日(金)~12日(火)まで、勝龍寺には、KAMIKOさんの五感アート展が開催されていて、コラボイベントや展示販売も行われていますので、ぜひ足をお運びください!
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