【向日市】氷点下2度の寒波も忘れる美しさ、「竹の径」で堪能する京都の竹垣文化
気温が氷点下2度まで冷え込んだ2026年2月4日早朝、京都府向日市の「竹の径」を訪れました。
身を切るような寒さの中でも、凛とした竹林と伝統的な竹垣の美しさは、訪れる者を圧倒する魅力に満ちていました。
竹の径は、向日市が誇る約1.8キロメートルの遊歩道です。現地の案内板によれば、この道は「中海道」や「御所海道」といった地元の物集女町の地名に由来する歴史ある道で、無尽に波打つ海の道をイメージして整備されました。職人の誠意と技術が融合した造匠として、奥深いわび心を表現しているといいます。
最大の見どころは、道沿いに並ぶ10種類もの竹垣です。「海道垣」は、流れるような波をイメージした曲線が美しく、「竹穂垣」は竹の表皮を縦に並べるなど、竹本来の美しさを強調した設計です。「物集女垣」は地元の物集女町に由来し、中世の物集女城跡の雰囲気を再現しています。「寺戸垣」は地元の寺戸町に由来し、格子の間から見える竹林がまた違った趣を添えています。
特に印象的だったのが、令和2年9月に市民ボランティアにより結成された「竹林ボランティア活動」の取り組みです。タケノコ農家の高齢化や担い手不足による竹林の荒廃を防ぐため、市民が竹林景観の維持とタケノコの生産活動体験を行っています。春にはタケノコを収穫し、自然の恵みをみんなで味わっているそうです。
寒波の中でも、竹の緑は鮮やかで力強く、氷点下の空気が張り詰める中、竹垣と竹林が織りなす日本の美を堪能できる貴重な体験となりました。
- 住所
- 京都府向日市寺戸町・物集女町周辺
- 最寄り駅
- 阪急京都線洛西口駅
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。






