【向日市】放課後デイサービスで過ごす、自分を認め伸ばす時間。
中学生、高校生に特化した放課後デイサービスがあると聞いて、洛西口にある「放課後デイサービス五つの輪らくさいぐち教室」さんに2025年10月23日に行ってきました。
場所は阪急洛西口駅の近くにありわかりやすいところでした。乙訓地域(向日市・大山崎町・長岡京市)と近隣の京都市の6歳から高校3年生の18歳までのお子さんが利用されているそうです。
現在4つの施設があり、全施設合わせると140名ほどが通っています。不登校や学校へ行くのがしんどいというお子さんが学校終わりの放課後の時間帯から通い、来るのが楽しくなるようなプログラムを用意したりと工夫がされています。
施設長の周藤匡文さん(左)と株式会社サラス代表取締役の島田敏充さん(右)にお話をお聞きしました。「五つの輪」は、学校、行政、保護者、家庭、施設が連携して社会を支えていこうという意味を持ってつけられたそうですよ。ある日突然、不登校になることもあるそうで、いろいろな要因はありますが、親御さんにとっては我が子をどうやって守っていったらいいかわからなくなったりしますね。
五つの輪のカウンセリングルームには臨床心理士と公認心理士がおり、通っているお子さんはもちろん、ご家族の方もお話をしたりご相談などできるそうです。1人で悩まないで、家庭環境のことや学校での心配なことなど話してみてくださいね。就労準備型といわれるお子さんの就労や進学を目標に日々の療育を行っており、このような作業をする能力を高める材料もたくさんありました。
子どもが10人いたらそれぞれの色があり同じ子はいないように、千差万別だからこそのお子さんのニーズに合わせて対応をされています。ライフソーシャルトレーニングは発達障害のある子どもや家族にとって自立した社会生活を送るための基本的なスキルを高めるためのトレーニングだそうで、日々のプログラムとして時間内にやっていきます。
「タオルの好きな感触ランキング」ではいろいろなタオルを触って自分の好みを見つける、ほかのものはどうだったかなど、面白いランキングをオリジナルで作成していました。週に一度いろいろなプログラムに挑戦をしているそうです。
ハロウィンの飾りをつくったり季節ごとにおもしろい企画もされていました。小学校だけではなく、思春期を迎えた中高生への施設の認知も広めたいそうです。中学生は思春期になると何で生きているのか、何のために勉強するのかなどを含めて考えごとが多くなります。親にも先生にも言えないことでも、この先生にだったら言えるかななど「環境を変えて対応ができる、そういった場所をつくりたいですね」とおっしゃっていました。
2階はカードゲームなどもありくつろげるスペースになっています。経験をしながら時間を過ごすことで、いろいろな生活の知識を学ぶことで対人関係がよくなったなど、生活の基本も学べるので親御さんにも好評だそうです。こんな課題もある、もっとこんなことができないかなど先生方と一緒になって考え、中高生だからこそ意味がある専門の場所になっているなと感じました。取材、撮影にご協力いただきありがとうございました。





