【向日市】向日市文化資料館で古代の長岡京を体験。乙訓の遺跡に感動する場所。
謎に包まれた「長岡京」の歴史を知ろうと「向日市文化資料館」へ2025年10月4日に行ってきました。向日市立図書館の隣にあり、誰でも入館することができる施設です。「古代の都・長岡京」を思わせるような入り口で期待が高まります。幻の都と呼ばれた長岡京も発掘調査を経てたくさんのことがわかってきたそうです。平城京から長岡京へと都が遷されるとき、どのような建物が建っており、どのような生活をしていたのかが、丁寧な調査と資料によって紐とかれます。
館内は広く展示室が分かれており、常設展として長岡京の歴史とどのようなことを想い桓武天皇が長岡京へと都を移したか、模型により鮮明にわかるようになっています。
朝堂院の復原模型も見ることができ、絵などを交えてどのような光景が広がっていたのかを想像することは歴史が好きな方、体験して興味がある方には歴史上の異空間へタイムスリップをしたかのようです。
当時の仕事内容や暮らしの中で欠かせない食事の様子なども展示されています。中国の理想に基づいた理想の「長岡京」はとても楽しそうな雰囲気です。
病気、自然災害、祟りに対して不安を抱き、さまざまな儀式を行うときにも「まじないの道具」などを用いても祈っていたそうです。
長岡京の軒瓦が見事に置いてありました。とても大きな柱が建っており、日本では初めて長岡京で採用されたと考えられている翔鸞楼など桓武天皇が新しく都づくりをされた象徴の建物を想像することができます。
乙訓古墳群として有名な古墳も向日市にはたくさんあり、その紹介もありました。これだけ大きな都を築き上げたのは古代の人々の努力であり、都づくりが実際にあったと証拠が残るものばかりです。
見てまわるといろいろな発見があるようで、体験コーナーを見つけて遊んでいました。
「長岡京の切りにくいはさみ」を体験できます。長岡京のタイプは先端部をつまんで切るようです。切り方が難しいほど熱中するようで、「当時の道具を使ってみるのは楽しい」と目を輝かせていました。鍵を閉めるコーナーや冠をかぶって写真を撮るコーナーもあるので試してみてくださいね。
館内をめぐってからもう一度入り口にある乙訓の文化財分布を見てみると、どれだけ多くの古墳や遺跡が分布しているのかがよくわかります。子どもにも見てわかるようにボタンを押したところが光るので、自分の場所を確認したりとても広範囲で歴史があるのだと感心できおすすめです。ぜひ向日市文化資料館へ行ってみてくださいね。取材、撮影にご協力いただきありがとうございます。
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