【長岡京市】中秋の名月と言われる2024年9月17日、菓子処喜久春さんは「月見だんご」を求めるお客様でいっぱいでした。

中秋の名月と言われる2024年9月17日、セブン通りにある菓子処喜久春さんは、「月見だんご」を求めるお客様でいっぱいでした。たけのこ最中が名物ですが、季節ごとの和菓子がまたおいしいんです。

「月見だんご」と書かれた札が目に入る喜久春さん。平安時代に満月を鑑賞する風習が日本の貴族に伝わり、秋の時期に獲れた里芋などの野菜を満月にお供えして秋の収穫を感謝する「収穫祭」となったようです。

鮮やかな商品が並ぶショーケースには、「月見だんご」は粒あんとこしあんの２種類がありました。

京都発祥と言われる月見だんごの形は、里芋に見立てた楕円形のお団子に餡をまいたもの。お団子を横から見ると、月（だんご）が雲（あんこ）をかぶっているように見えるとか。好みはありますが、こしあんのほうが雲のふんわりとし、すっとなくなる感じを口あたりで感じてもらいやすいそうです。

「最高級の丹波大納言を餡に使用していて、信頼のおける契約農家さんから仕入れています」と炊く小豆のこだわりを教えてもらいました。

社長の西山基文さんと由美子さん。「喜久春と限らず、どのお店の和菓子でもいい。季節ごとに食べる日本の和菓子の文化をつなげていきたい」と基文さんはおっしゃっていました。空を見上げると、満月にかかった雲もまた見ごたえがあると感じるのでした。季節の和菓子を求めて喜久春さんへ行ってみてはいかがでしょうか。

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