【向日市】永守コレクションギャラリーで心に響くオルゴールを楽しむ。優雅に聴き惚れる贅沢な時間。
素敵なオルゴールの音色を聴いてみたいと、向日市にある永守コレクションギャラリーに2026年1月16日に行ってきました。公益財団法人永守文化記念財団が運営する2023年3月にオープンしたギャラリーです。オルゴール文化とその関連技術を広く紹介することを目的にに運営されており、世界的なオルゴールを見学することができます。
コレクションギャラリーの入り口では、ストリートオルガンの音色をご披露いただき、からくり人形のかわいらしい動きに心が躍るような時間がスタートします。手でハンドルを回すことで演奏を行い、大道芸のようなにぎやかな雰囲気が漂います。人形の手に持っている鐘は音楽に合わせてチンと可愛らしく鳴ります。
こちらはお客様の体験もできるため、早速「やってみたいわ」と皆様積極的でした。「一定のスピードでハンドルを回すのは意外と難しい」「楽器と対話しているようでとても楽しい」と一気にテンションが盛り上がります。
今回の展示では、オーストリアのウィーンを中心に活躍した「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス2世の曲を中心に特集が組まれています。オルゴールの中身をのぞいてどのように音が奏でられるかを熱心に見学されていました。
プードルたちが小さなお茶会をしているオルゴールもあり、口や手、しっぽまでが細かく動く仕掛けで、まるで命が宿っているかのように動き、その技術の高さに驚かされます。展示は年に3回ほどテーマを変えて入れ替えられ、何度訪れても楽しい発見があるそうです。
見学通路には、とても貴重なドイツ製のグラスベルカリヨンクロックが展示されており、教会の鐘から始まったオルゴールの歴史を教えていただけます。音楽を楽しむために発展していく自動演奏装置の技術を間近で見ることができます。お客さんは、カリヨンクロックの動きを不思議そうに見つつ、歴史とともに少しずつ変化するオルゴールの仕組みを学んでいる様子でした。
所蔵作品の多くはヨーロッパ製で、精巧な動きをするからくりや響きの良いオルゴールなど、約350点もの作品が集められています。室内は空調管理をされており、大事に所蔵されているのがわかります。
「鑑賞ラウンジ」では、背丈よりも大きなオルゴールも鑑賞することができます。コンサート形式で紹介していただけるので、ゆったりとオルゴールの歴史を感じながら心に響く音色を楽しむことができます。ニデックの創業者である永守重信氏が小さなころにオルゴールに魅了されたことをきっかけに、こんなに大きくておしゃれで重厚感があるオルゴールを所蔵・公開されたことで、私たちがきれいな音楽を聴ける機会があるとは本当に感謝ですね。
現代のからくり作家による作品も見どころの一つです。からくりオルガンの演奏では、音色だけでなく人形の愛らしい動きにぜひご注目ください。遊び心と技術が融合した作品で、日本の曲「さくら」なども聞くことができました。
オートマタ作品「ワルツを踊る少女」は「看板娘ですよ」と学芸員さんに教えていただきました。新たに複製事業を開始されたとのことで、向かって左側が複製された作品ですが、衣装も当時の色を想像して染色するところから手がけられたそうです。かわいらしくきれいなお顔だちも似ていますし、くるくるとバレリーナのように踊る様子もそっくりです。複製をする際、人形は服を脱がさず3Dスキャンなどで中の構造を考察しながら研究し複製が進められたそうです。
こちらのマイスター工房では、専属のオルゴールエンジニアがコレクションの整備修復をされたり、館長が制作した遊び心のある手作りのからくりおもちゃなどをガラス越しに見ることができますよ。訪れた方は、また観てみたい、聴いてみたいなと、心に響くメロディに感心され、とても満足そうでした。永守コレクションギャラリーにぜひ行かれてみてくだいさいね。取材、撮影にご協力いただきありがとうございました。






