【長岡京市】創立50周年記念に竹垣、竹灯り、校章の作製を生徒たちが担当します。
長岡京市立長岡第三中学校が創立50周年を迎えるにあたり記念事業をされるということで、2025年11月13日に学校に行ってきました。恵解山古墳の隣にあり歴史文化の魅力と深さを感じるところです。
50周年事業では地元のものを使った課題に取り組み、放置竹林の再利用をし関わりながら文化をつないでいきたいと考えたそうです。地元の名産である竹を使い、同校出身の長岡銘竹株式会社代表取締役で竹垣職人の真下彰浩さんと一緒に作品をつくっていきます。
1年生は校章を竹チップでつくり、2年生は竹垣の製作、3年生は竹灯りを作成します。この日は1クラスずつ6時間に渡って2年生が竹垣の制作に挑戦していました。
竹林から切り出してきた竹を半分に割る作業では、少し高いところからなたで割り入れ、全体を半分に分けていきます。力がいる作業で初めてで「固い、切れない」と苦戦していましたが、コツをつかみスムーズに割れると歓声が上がっていました。
エアー工具を使い順番に竹をフェンス手前の木に張り付けていきます。こちらは、約1.9mの高さを約4cmの幅に切ったものを隙間なく打ち付けていく作業です。節の凸凹ぐあいも美しく達成感があるようでした。
順番に作業するので、前の生徒のやり方を見ながら楽しんで活動していました。
門の高さに合わせてカットする作業では、身長よりも大きな竹をスムーズに切れないこともあり、まわりから「がんばれ」や「次の竹は挑戦してみたい」など生徒たちで助け合って切っていました。
時間がかかりましたがきれいな緑の竹垣になり生徒たちも大満足のようです。竹垣は水分がなくなるとぱきっとした色に変化していくそうで、天然素材の経年変化も楽しめるということで、ぜひ見ていただきたいですね。
学年主任の福田諭先生は、「毎年2年生が竹垣を担当し、いつか学校のまわり全体を囲む竹垣ができあがったら嬉しいですね」とおっしゃっていました。長岡京市立長岡第三中学校は11月29日に創立50周年を迎えます。生徒たちが携わった竹垣を学校へ行く機会がありましたらぜひご覧くださいね。取材、撮影にご協力いただきありがとうございます。
長岡京市立長岡第三中学校はこちら↓





