【長岡京市】中学校区に分かれてチームを組む、防災運動会を開催!暑い環境の中、災害が起きたら。
長岡京市災害ボランティアセンター運営委員会主催の「防災運動会」が開催されましたので、2025年8月30日に長岡京市立長岡第六小学校へ行ってきました。昨年度は試験的に防災運動会を開催し、今年から長岡京市民全体へ周知しての開催とのことです。災害時避難所として利用することを想定して体育館内での競技が開催されます。猛暑なので室内なら大丈夫と思いましたが、8月末はまだまだ残暑が厳しく体育館も蒸し風呂のように暑い中でした。
初めに「楽しみながら競技を経験し、災害について学んで防災意識を高めてほしい」と挨拶がありました。住まいの中学校の学区ごとに、長岡京市立長岡中学校、長岡京市立長岡第二中学校、長岡京市立長岡第三中学校、長岡京市立長岡第四中学校、市外と5チームに分けられました。人数のばらつきがあり、その中でも地域力が試され、実際に災害に遭ったときに避難所に集まった人数で協力するしかないという想定です。
「はい!」という掛け声で始まった京都市立開建高等学校書道部の書道パフォーマンスでは、音楽と共にダンスを踊り、墨の香りが漂ってくると、見事な一体感で大作が出来上がっていきます。パフォーマンスから出来上がった作品のメッセージがすごく、感動しました。
〇×クイズでは、防災や災害に関する問題が7問出題され、〇×に分かれて答えながら正しい防災知識を身につけていきます。この体育館をスフィア基準にも書かれている「避難所」とした場合には1140人が入ることができるそうです。避難所でも人権が守られるように、1人あたりの必要な面積などがわかり、誰にとっても安全でなければならないというのがわかりました。
チームごとに「地震がきたぞ!」と伝達ゲームをする競技など8つの競技がありました。人数が多いと伝達ゲームは不利になりますが、その分やりとりが増えて団結力が生まれたりといろいろな効果があります。
競技が始まると真剣に取り組み、休み時間には地域ごとにコミュニケーションをとる姿が見られ、集まった皆さんにとっても協議を通じて地区の防災を考えるきっかけになったようでした。いざというときに頼れるように、ご近所の方とは普段から関わり合いを持っておき、小さなお願い事をしておくということが大事だそうです。今後の防災をもっと身近に感じることができる時間でした。取材、撮影にご協力いただきありがとうございました。
長岡京市立長岡第六小学校↓