【大山崎町】尺八の音色響くワークショップを開催、体験が楽しさにつながる日本の伝統楽器。
晴れ渡った海の日の前日に、5つの穴で音楽になる魅力的な「尺八」の体験ワークショップがあると伺い、2025年7月20日に大山崎にある小倉神社まで行ってきました。
今回を含め合計21回の体験ワークショップがあり、7月20日と7月27日は小倉神社での開催です。8月11日、19日、9月6日、20日はATVK内クセがあるスタジオ、10月18日は本部スタジオでの開催となります。開催時間はそれぞれ9時30分から、11時30分から、13時30分からスタートとなります。昨年度は「京都・日本伝統文化の祭典」にてお箏の100人演奏をされ、2025年は尺八、箏、三味線による和の融合で演奏をされるそうです。
尺八は竹を4~5年ほど乾燥させて穴をあけて音を出す楽器だそうで、息を吹きかけて鳴らすことができます。おなかをぷくっと出しておなかに力を入れて横隔膜を下げて息を吐くように、尺八の上部にある歌口に口をつけます。尺八を奏でて50年という大庭先生は、「不思議なもんで、音を出そうと思うと出ない」と言います。唇を「ふ」の形にしてゆっくりと音を出していきます。ふき始めると、音色がすばらしくメロディーが室内に響き渡っていました。
尺八バンドを見てから「尺八ってかっこいいな」と興味を持ったという親子は、サックスを習っているそうです。楽器がふけたら人生楽しそうと、音楽がある生活を送りたいと体験ワークショップを見つけて申し込んだそうです。やってみて音が出始めたら「尺八を持つ角度によっても音が違うんだ」と少しずつ興味がわき、「次の練習もまた来たい」と楽しんでいました。大庭先生は「尺八は音を自分でつくれる魅力がある」と言います。
先生の音を近くでじっくりと聴き、深さを知り、何度も音を出すことに挑戦する姿が見られました。「もっと楽しく、幅広い音を出したいな」と笑顔が溢れていました。体験会では尺八をお貸しておりましたが、自宅でも練習したいという方へマイ尺八をお譲りしているそうです。大事に包んだマイ尺八をお持ちの方は、とても嬉しそうに持って帰っていましたよ。今後の練習会の日程でも体験される方を募集しておりますので、ご興味がある方はぜひ参加してみてくださいね。撮影、取材にご協力いただきありがとうございます。
会場となった小倉神社はこちら↓