【長岡京市】長岡天満宮の御本殿屋根修理現場に子どもたちと見学!檜皮葺に触れる体験を。

京都府指定文化財である長岡天満宮御本殿の50年ぶりの修理現場の公開があると聞いて、2025年5月31日に長岡天満宮へ見学に行ってきました。長岡天満宮一般公開は、5月30日に京都府内在住、在勤の方、5月31日に長岡京市内在住の小、中、高校生の見学会が開催されました。 2024年7月から始まった御本殿屋根の修理工事は約2年の期間に悪いところは直し、使えるものは後世に残すという形で受け継がれます。長岡天満宮屋根桓武天皇は784(延暦3)年に都を平城京から長岡京へ移します。乙訓地域は長岡京の都があった場所です。現在の長岡天満宮御社殿(御本殿、祝詞舎、透塀)は昭和16年に京都の平安神宮の御社殿をご縁があり拝領移築したものだそうで、初めに説明をしていただきました。長岡天満宮通常は30年ほどで修理するそうですが、移築50年を経て屋根材の老朽化、雨漏りや植物が浸食するなどがひどくなったため、御本殿を次世代に永く守り伝えるため、今回屋根の保存修理を行うことになったそうです。長岡天満宮屋根は「葺く(ふく)」というそうです。葺くとは屋根を覆うことで、人を覆っていることも伝えられました。檜の皮を丁寧にはがし加工し、竹の釘で打ってみる体験をしました。片手しか使わない作業だそうで、実際に体験してみます。とんとんとリズム感よく竹釘を金づちで打ってみます。木だけの柿葺と檜の皮でつくられる檜皮葺では打ちやすさの違いがあると体験されたようでした。長岡天満宮屋根檜皮包丁で檜の皮を叩き、厚さを均等にしたら屋根に使う檜材を作り上げていきます。のりなど使わず叩いただけで檜の皮をつなげたりと、職人芸に興味津々です。子どもたちも実際に触ってみたり、つけたものをはがしてみたりと近くで体験しました。長岡天満宮重ねて形を整えたものを実際に持ってみると、「とても軽かった」そうです。長岡天満宮屋根檜の皮の内側の部分は、ほどよい油脂があり水をはじきます。間違わないようにゆっくりと重ねていき微調整を繰り返しながら、手早く丁寧に檜を打ち付けていきます。リズミカルで丁寧な手法で「昔の人の知恵はすごいんだ」と間近に見て感動したようでした。子どもも大人も勉強になる時間でした。撮影、取材にご協力いただきありがとうございます。

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