【長岡京市】小中学生が参加の新庁舎見学会で、体験したら興味が一気にわいた工事現場。
まぶしいぐらいのお天気の中、冷たい風が吹く季節の間の2025年3月20日に、長岡京市新庁舎建設工事現場の見学会が開かれました。募集の1.6倍の応募があり、ぜひ体験してほしいと5つの班、午前と午後に分かれての参加です。ヘルメットをお借りして、保護者付き添いのもと参加となります。子どもたちはもちろん、長岡京市の新庁舎の工事現場の見学ができるとあって、大人も楽しみにしていたプログラムのようです。戸田建設の石川さんのお話をよく聞いて見学スタートです。
現在どこの部分をつくっているのか確認しながら見学に進みます。延床面積1万9500平米、地下1階地上8階建てととても大きな建物です。
クレーン乗車体験では、4mまでのぼることばできるクレーンに1人ずつ安全帯をつけて乗ります。万が一落下したときに命を守るものだと教えてもらい、ドキドキしながら順番を待ちます。
いつもとは目線が違う体験に「おー」という歓声が上がったり、「ベルトがなかったら怖い」などそれぞれ経験しました。新庁舎は8階建ての建物で手の届かないところの作業をするときに使いますなど、丁寧に教えていただきました。確認などしながらなので、安全に工事をする上で貴重な体験をした子どもたちでした。
土壁塗り体験では、砂と土とわらを混ぜたものを壁に塗っていく体験ができ、片手に乗せてもう一つの手で塗っていく作業を実際にさせてもらいました。教えてもらったとおりにはできないけど、難しさを知ったり、少しずつコツをつかんでいったりと、楽しそうに取り組んでいました。この土壁は乾くのにとても時間がかかること、下から上に塗っていくなどやり方をレクチャーしてもらってどんどん集中して取り組んでいました。
工事現場にあるクレーン車は遠くからは見たことがあるかもしれませんが、現場の中にあり、近くで大きさを体感すると圧巻ですね。運転席に座らせてもらい、車内がどうなっているか見たり、どんな大きさなのか、どんな力で上まで持ち上げられるのかなどをお聞きしました。クレーン車は現在7階部分の床工事のため、フル稼働で動いているそうです。待っている時間も想像を膨らませているようでした。
免震耐震のお話や免震装置の見学では、実際に筋交いを入れてみる体験をし、どれが地震に強いかをチームをつくってやってみるというとてもわかりやすい体験でした。地震に強い筋交いを入れることができると、大喜びの子どもたちです。現場では女性の若い方も多く働いているそうで、多くの方が新庁舎建設に携わっています。短時間でしたが、作業を見ることができ体験したことで「とても勉強になった」「楽しかった」と笑顔を見せる子どもたちでした。今の建設工事のときにしか見ることができない免震の構造がわかりやすく、体験により身近に感じ長岡京市新庁舎のことを知るきっかけになったようでした。写真は許可をとっています。取材にご協力いただきありがとうございました。
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