【長岡京市】「竹とのつながり」から世界に目を向ける生徒たち、中学校で大阪万博2025の事前学習会がありました。
2025年4月13日から10月13日まで約半年間開催される「大阪万博2025」へ、長岡京市立長岡第三中学校では校外学習の一環として大阪万博を体感しに全校生徒で行くそうです。その事前学習会が2025年3月7日にありましたので行ってきました。
大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」ということで、いのちに関する世界中のアイディアを創造、発信する場となります。前に開催された大阪万博は1970年で万博は5年に1度の開催です。同じ関西で開催されるとあって万博にさらに興味を持ってもらえるように、同校の1993年度の卒業生で長岡銘竹株式会社代表の真下彰宏さんに竹と万博とのつながりを教えていただきました。
真下さんは幼いころから地元の竹に親しみ、現在は竹垣職人として27年、竹に関わっておられます。こだわりの素材を使って製品をつくりSDGsにつながる活動としてメディア出演も多くされています。万博会場では竹の装飾などをほどこし、会場設営などに携わってきたそうです。同校は3年前「みんなの想火プロジェクト」で真下さんと一緒に竹あかりを製作し西山の竹にはつながりのある中学校です。
日本で600種類、世界では1200種類あると言われる竹ですが、奥海印寺にある寂照院は日本で初めて孟宗竹(もうそうちく)がこの地に植えられたと言われる歴史ある場所です。西山の気温の寒暖差が激しく、水がおいしい西山の地下水があり、粘土層の土がおいしいたけのこが育つと有名な場所ですね。
日本の茶道の道具にも使われていたり注目されている、竹は長く使える、毎年はえる、土にかえる素材として「竹とSDGsは親しみのある素材なんだ」ということをわかりやすく伝えていました。生徒から竹や大阪万博についての質問もあり、少しずつ興味がわいてきているようでした。放置竹林の竹伐採をすることで自然にも優しく、デザイン性もありながらアートな作品もつくりやすいことから世界中で大注目されている竹を通して最先端な技術を見る機会につながるかもしれません。
生徒代表の挨拶では「万博学習をする上で、長岡京市との接点が見えるお話が聞けてよかったです」と話していました。竹に関する事前学習は、夢洲という初めて海上の島で開催される万博へ行って学びを得てもらうためのきっかけになったようでした。写真は許可を得ています。取材にご協力いただきありがとうございました。
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