【長岡京市】歴史深い地で長法寺地区、奥海印寺地区で弓講の神事で1年の豊作を祈る!
平安時代からある神社として長岡京市で有名な「走田神社で毎年1月13日に弓講の神事、的矢射(まとやうち)の儀式が行われますよ」と長岡京市観光協会さんで教えてもらったので、子どもたちを連れて行ってきました。
石段の中ほどにある大しめ縄は榊が12個の御幣(榊)が取り付けられています。新年を迎え新しくなっていました。
長法寺と奥海印寺にお住いの代表の方々とたくさんの方が見守られる中、13日講の神事が始まります。2025年度の当家(とうや)の方が大きな榊を持ち先頭を歩き、近隣住民の方が後に続きます。今年は御社のまわりを5周歩き、お千度詣りをしたことに相当するそうです。歴史深い地で地域をまとめていらっしゃる長法寺地区コミュニティ協議会会長の山下さんにお話を聞きました。いちんどでは、長法寺地区の方が担当し、今年は中学2年生のお二人が巫女さんになり、舞台で厄除け、お祓いをしてくれます。いただいた白い紙の中にはお米粒が入っていて、ご飯と一緒に炊き食べると健康になるという言い伝えがあります。ほかには財布の中に入れておくと「なんぼ使うても減らへん」とご利益があるとおっしゃる方もいました。長岡天満宮宮司さんが弓を天に向かって引き、弓講の神事が始まりました。
弓講の神事では、代々武士の末柄である羽織袴姿の高橋家のお二人が的に向かって射ます。12本の矢はそれぞれ月を表しており、的の真ん中の黒点に命中すればその月は豊作になると言われているそうです。たくさんの方が豊作になるよう見守り、的に見事的中すると大きな拍手が上がっていました。今年1年が健康で健やかにいられますように、五穀豊穣を願い本当に素晴らしい神事でした。取材にご協力いただきました皆様ありがとうございました。
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