【京都府長岡京市】牡丹で知られる乙訓寺は実は紅葉の穴場なんです! 赤門とのコントラストがきれいですよ。
飛鳥時代に聖徳太子によって建立されたとされる長岡京市の乙訓寺は、4月下旬から5月上旬にかけて、境内に咲き誇る2000株を越える牡丹の寺としても有名です。実は参道のアーチや境内の所々で紅葉が愛でることができる穴場でもあります。
2022年11月9日に訪れてみましたが、樹々はまだ青々としていました。
大慈山乙訓寺のある今里地域には、二千年前の弥生時代から多くの人々が住み着いていました。継体天皇が弟国宮(おとくにのみや)を築いたといわれるこの景勝の地に、推古天皇の勅願を受けた聖徳太子は、十一面観世音菩薩を本尊とする伽藍を建立させました。この寺が乙訓寺だと伝承されています。
表門は通称 「赤門(あかもん)」 とも呼ばれ、元禄8年 (1695) に建てられた切妻造(きりづまづくり)本瓦葺の四脚門です。色づくと、この朱塗りの山門と紅葉のコントラストが素敵です。近年では、乙訓寺境内の学術調査も取り組まれており、あらためて乙訓寺の伽藍のあった今里地域を研究しようとする気運が高まっています。