【京都府長岡京市】長岡宮発見の父と呼ばれた中山修一さんの記念館に行ってみました!
長岡宮発見の父と言われる中山修一さんの記念館を、2022年10月21日に訪れました。
終戦後すぐ30歳で京都大学文学部史学科に入学し、地理学を専攻した中山さんは、在学中に平安女学院講師となりました。新神足村開田小字下ノ町15に転居した際、この付近の水田の区画が、条里の地割でなく、条坊地割であることに気づいたのです。
1951年に35歳で西京高校教諭となった中山さんは、長岡京の研究に没頭する中、それから3年後に長岡京復原のきっかけとなった蓮池の存在に気づきました。その翌年には、長岡京の発掘調査に着手し、朝堂院中門にあたる会昌門跡を発見。以後発見を繰り返し、ついに1959年(昭和34年)長岡宮大極殿跡・小安殿を発掘しました。
全容が明らかになるにつれ、これまで「幻の都」とされ、その存在すら疑問視された長岡宮が、平安京と変わらぬ大規模な都だったことが明らかになってきました。奇人と言われたひとりの人間の情熱と行動がとてつもなく大きな成果を生み出すことになったのです。
長岡京市立中山修一記念館では、市内6か所で開催中の市制50周年記念長岡京市今昔写真館の一つとして、「中山修一と長岡京の発掘」が、2022年10月1日(土)~12月25日(日)まで開催されています。歴史ロマンが溢れる長岡京市へぜひ足をお運びください。
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